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『伊太利亜乃歌』-その3- ヴェネツィア組曲(つづき)

『ヴェネツィア組曲』は、飛行機でヴェネツィアに到着してから電車でヴェネツィアを後にするまでを6曲に分けて歌っています。

改めて6曲を辿ってみると、書き足りない事ばかりです。 ホテルの事、市場の事、ゴンドラの事、劇場の事、出会った人の事などなど、一切書かれていないので・・・いつか続編が作られるかも知れません。

とりあえず6曲の簡単な説明を。

1. Aeroporto(空港)

これは、飛行機でヴェネツィア・テッセラ空港(マルコ・ポーロ国際空港)に降り立つ、ただそれだけの歌。 実は、ヴェネツィアへは、車と電車でしか行った事が無いので、これは完全なフィクション。 ただ、降り立った空港で、パイロットの着陸テクニックに歓声が沸く場面があるのだけど、これはミラノの空港で経験した事。 以前から飛行機で行ってみたいと思っていたので、想像してみました。

2. Motoscafi(水上タクシー)

これは、空港を出てから、水上タクシーに乗り、ヴェネツィアの中心地、サン・マルコ広場へ向かう歌。 1曲目同様、これもフィクションだけど、歌詞の中に出てくるヴェネツィアに対する複雑な想いは、心から出てきたものです。

3. Museo(美術館、博物館)

ヴェネツィアには、数多くの歴史的美術品があるのですが、そのほとんどが宗教(キリスト教)美術。 どれを見ても素晴らしいのだけれど、残酷な場面が多く、とにかく重い。 そんな美術品を一日見て歩いたら、ちょっとうんざりとした気持ちになりとても疲れてしまいました。 その時、偶然辿り着いたのが、マグリットやダリなど現代美術が展示されたペギー・グッゲンハイム・コレクション。 ここだけは、ヴェネツィアの中の異空間、それまでの重い空気がすっと晴れたような気がしたのです。

(リンク先は歌詞とデモ音源) http://fushigigun.com/2017/04/09/museo-venezia-suite-iii/

4. Caffè Florian(カフェ・フローリアン)

サン・マルコ広場にある、世界最古のカフェ、カフェ・フローリアンで感じた事。 歌詞には出てこないけど、ここで、ワーグナーやニーチェや・・・歴史の中の人たちが時間を過ごしていた事を考えると眩暈がするような感覚に陥ってしまうのでした。 昨年、この曲が出来た時には、1番だけの歌詞だったのですが、今年、2番を書き足しました。 (リンク先は歌詞と演奏動画) Caffè Florian

5. Vivaldi(ヴィヴァルディ)

前回、ヴェネツィアに行った時に、ピエタ教会での演奏会でヴィヴァルディの『四季』を聴きました。 その時の経験から、イメージを膨らませて歌詞にしたものです。 実際に、ヴィヴァルディがヴェネツィアで生まれ音楽を作り演奏していたという事実。

6. Stazione(駅)

ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からローカル線に乗って、ヴェネツィアを後にする歌。 ほぼほぼ実体験ですが、オリエント急行に出会うシーンはフィクション。 須賀敦子著『ヴェネツィアの宿』に、書かれたオリエント急行のエピソード(ヴェネツィアではないけど)が、涙が出るほど(というか実際に泣いた)大好きで、ここに登場させてみました。

以上、ヴェネツィア組曲(いまのところ)6曲。 +他に『Emiliani』と『Brescia』を入れて、『伊太利亜乃歌』シリーズ全部で8曲!!

3月20日(火)Goodstock Tokyoでのどるたん+しゃあみん(with 素之助)、3人で全て演奏予定です!

ぜひとも生でお楽しみ下さい!! (とても長い宣伝でした)

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