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飾り気のない君が好き-7 Park Avenue-

雨模様の休日。 特に急ぎの用事も無く、過ごす昼下がり。 久しぶりに聴きたくなったPete Hamの声。

Badfingerのアルバムではなく『7 Park Avenue』というソロ・アルバムを取り出す。

ソロ・アルバムと言っても、これは、彼の死後、何年も経ってから発売されたアウトテイク集。

Pete Ham 7 Park Avenue

Badfingerとして発売された曲のデモテイクや、未発表に終わった曲が収録されている。

これが実に素敵なアルバムなのだ。

例えば、Badfingerワーナー移籍後のアルバム『Badfinger』に収録された『Matted Spam』は、ホーンセクションが取り入れられ、黒っぽいリズムの派手でかっこよいサウンドに仕上がっているのだが、ここに収録された『Matted Spam』は、シンプルなバンド編成で聴かせてくれる。

どっちが好きか問われれば、圧倒的にこちらの『Matted Spam』

ネット上に音源があると思うので、興味のある方は、聴き比べてみると面白いと思います。

さらにBadfingerの大ヒット曲『嵐の恋(No Matter What)』は、アコースティックギター1本の弾き語りで聴かせてくれる。

どっちが好きか問われれば、う~ん・・・両方好きだけど、涙が出るほど切ないのはこちらの『嵐の恋』。 何度も聴きました。

さらに未発表に終わった曲も、『Ringside』『Sille Veb』『Blessing in Disguise』等、秀逸な佳曲揃い。

Pete Hamは、生前ソロ・アルバムを出す事はなかったけど、バンドスタイルではなく、アコースティックギター1本での弾き語りスタイルで、ソロ・アルバムを残しておいて欲しかったな。 良い曲ばかりだし、ギターと歌だけで、充分心に伝わってくる音楽なのだから。

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